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◾牡蠣の種類
・日本の牡蠣
日本の牡蠣の旬は、養殖の真牡蠣は11月~4月で天然物が多い岩牡蠣は6月~9月です。産地は宮城と広島が有名です。
真牡蠣は小ぶりだけど旨味が凝縮されていてクリーミー。
岩牡蠣は大きくブリュームがあり身は繊細でジューシーなのが特徴です。
もちろん産地によっても味は異なります。
宮城県産は小ぶりだが濃厚で生食に向いていて、広島県産は大きくてあっさりとしていて加熱に向いています。
・フランスの牡蠣
フランスの牡蠣の旬は、9月~12月です。ただ養殖の技術も発達していて現在では旬でなくても美味しい牡蠣に出会えるようになりました。特に有名な産地は「カンカル」、「ノルマンディー」、「アルカション」などです。
種類は真牡蠣が98%で、丸くて平たい「ブロン」というフランスならではの希少な牡蠣も存在します。
フランスの真牡蠣はもともと日本の真牡蠣を持ってきて養殖したものです。

◾おすすめの美味しい食べ方
やはり1番おすすめは生食です。
フランスでは生牡蠣を注文するとレモン、赤ワインビネガーにエシャロットのみじん切りを入れたソース、バターとライ麦パンが添えられて出てきます。
個人的には牡蠣と、レモンを絞った牡蠣のジュースを一緒に食べるのが最高です。
それ以外のおすすめの食べ方はこちら。
・牡蠣をあけて海水のジュレを作る。
まず殻を洗って、牡蠣をあけて身をはずします。中に入っていたジュースはとっておきます。
身は塩水で洗います。殻も洗って、水を切ります。
牡蠣のジュースはリードペーパーで濾して少しミネラルウォーターと塩で味を整えて、少し薄い”海水”みたいな味にします。重さを量って、1、2%のゼラチンを入れジュレを作ります。固まるまで冷蔵庫で冷やす。
*ゼラチンを入れるときは1/3位を50度位まで温め、ゼラチンを溶かしてから全体に合わせる。
【動画で作り方の紹介】
YouTubeで作り方の動画を紹介しています。良かったらこちらも参考にしてみてください。
①ビーツとラズベリーとシソ
ビーツを千切りにして塩、オリーブオイル、ラズベリービネガーで揉みこむように味付けして柔らかく、味が染み込むまで馴染ませます。
アルミホイルなどで殻を固定し、殻にビーツをひき、牡蠣をのせレモン汁をかける上からほぐしたジュレをトロッとかける。
ミニシソもしくは青じその千切りとラズベリーを半分に切って飾る。
海の味が強い牡蠣をフルーツの甘味と酸で爽やかに食べれる組み合わせです。
②根セロリのクリーム
根セロリ(セロリラブ)のピューレを作ります。根セロリを皮を剥いて2cm 角位に切って、鍋に入れる。牛乳、グラニュー糖、塩をしっかりめに沸かす。沸いたら灰汁を取って、柔らかくなるまで時々混ぜながら煮る。
20~30分煮て手でつぶれるくらいの固さになったらミキサーで回す。最少量の煮汁で回す。なるべく水分の少ない滑らかなピューレにして良く回して味を整える。つぶつぶが残るようなら濾す。冷ます。
冷めたらクリームでのばす。
殻をアルミホイルなどで固定し、クリームをひく。牡蠣をのせ、レモン汁をかける。ジュレをトロッとかけてディルなどを飾る。
さらにクリーミーに牡蠣を食べれます。
*ぼくは牡蠣であたったことはないですが、疲れていたり体調が悪いときなどは体が受け付けないことがあるので生牡蠣は控えた方が良いかもしれません。

◾どのワインを合わせる?
そもそも簡単にワインに合う、合わないは、牡蠣の種類や産地、時期にも影響するため一概「シャブリが合う!」とは言えないのです。下手な組み合わせをしてしまうと逆に牡蠣の嫌な部分を引き立たせてしまうことがあります。
ただ基本的には白ワインの「リンゴ酸」と「酒石酸」とレモンの「クエン酸」、牡蠣の相性が良く冷やして食べたときに絶妙な組み合わせになるようです。
合わせるワインとしては
- シャブリ 【夏の岩牡蠣】
- シャンパン 【塩味が強い夏の三陸、冬の北海道の牡蠣】
- 軽めのシャルドネ 【冬の牡蠣】
- 重めのシャルドネ 【春~夏の岩牡蠣】
- ロゼ 【甘味の強い冬の牡蠣】
- リースリング 【春の岩牡蠣、冬の牡蠣】
- ミュスカデ 【あっさりめの冬の牡蠣】
- ユニブラン 【北海道の牡蠣】
- ソーヴィニヨンブラン 【塩味が強い豪州の牡蠣】
などが上げられます。
こんな風に、つきつめると意外と組み合わせが無数にあります。
なので、オイスターバーなどでは店員さんに聞いていろいろと試してみるのが1番良いですね。フランスではシャンパン、ミュスカデ、軽めのシャルドネがはずれなしな気がします。
・北海道 厚岸産 「マルえもん」 生牡蠣 殻付き Lサイズ × 10個 カキナイフ ・ 軍手付【産地直送】
・【初夏に美味しい夏牡蠣を!☆】期間限定!!三陸岩手産【大粒】生食用
③カリフラワーのピューレと生牡蠣を使った一品
作り方の詳しい動画はこちら↓YouTube
前菜やアペリティフ(食前酒)などでシャンパンや白ワインと合わせたら最高な料理なので、お試しいただけたらと思います。
材料はシンプルですが、海水のジュレなどそれぞれを美味しく作らないとバランスが悪いので少し難しいし、工程が多いのでハードル高めですがとても美味しいので時間があるときに是非頑張ってチャレンジしてみて下さい。
◾️材料
牡蠣 4個
カリフラワーのピューレ 100g(冷たい状態)
◾️カリフラワーのスープの動画(ピューレの作り方はこちらをご覧ください)↓
生クリーム 15ml
レモン 1個
オリーブオイル
ゼラチン 2〜4g
ハーブなど、お好みで。
Ficoide glaciale
◾️カリフラワーのローストの動画
【おすすめの料理道具リスト】
◾️Microplane おろし器
正規品 31.8×3.5×3.3cm 10色から選べる ゼスターグレーター MP-0611
柑橘類の皮を削って料理にかけたり、にんにく、生姜、チョコレート、スパイスなどに使える超万能アイテム。動画でも多用してます。
焼いたタルト生地を削って綺麗に整えたりと、かなり使い勝手が良いアイテム。
◾️ yusido ハンドブレンダー
速度可変式 ミキサー ブレンダー 飛び散り防止 5段階スピード調整 フードプロセッサー スムージー ジューサー 泡立て
【1台5役】つぶす・混ぜる・きざむ・泡立てる・砕く
料理やお菓子、離乳食などにも使えます。プロ仕様は1台2万円くらいするけどご家庭なら十分使えます。
泡のソースやピュレを作ったりマヨネーズ、ビネグレットを簡単に乳化できたりと料理の幅をとても広げてくれるとともに、時短にもなります。
◾️ピーラー ritter
なんと言っても切れ味が良くて軽く、安い。
手に馴染むシンプルな作り。白は少し厚く剥けるのでジャガイモを剥く時に最速で剥けます。
10年前に毎日ジャガイモ30kg剥いていた時からの愛用品。
フランスでも使ってます。
グリーンアスパラなどを綺麗に薄く剥けるタイプもあります。
徐々に切れ味が悪くなりますが、家で使う分には問題ないレベル。
◾ タニタ キッチンスケール はかり
デジタル 2kg 1g単位 ホワイト KF-200 WH
可愛いくて洗練されたデザインで、無駄なボタンも無くコンパクト。
反応が良く使いやすい。
2kgまで測れるのでプロでも問題無し。
グリーンを使ってます。
◾️ 美鈴 シルキー万能はさみ 165mm
10年以上愛用。
切れ味が良いのは勿論、オマールの殻をはずしたり、切りづらい舌平目のヒレも綺麗に切れます。
刃が細いので雲丹の殻もあけれます。
軽くて、持つところは柔らかいので長時間使っても痛くならず疲れない。
コストパフォーマンス最高のはさみ。
◾ ベンリナー プロフェッショナルシリーズ NO.64
最近はフランスでも手に入るようになりましたが、値段が割高なので日本で買って仕込み用で大きいもの、営業中に使う小さいものを分けて使ってます。
野菜、チーズ、トリュフなどを綺麗にスライスすることが出来る欠かせない道具です。
切れ味が良く、厚さの調節が簡単で洗いやすいのが良いところ。刃を外して研げるのでずっと使えます。
手に持って使えるので手軽に使えます。
◾️ タニタ 温度計 料理 防水 50~250度 ホワイト TT-508N WH スティック温度計
テリーヌや塊肉に火を入れる時に使います。
プロは金串や触った感覚で火の入りが分かりますが、教えるときには感覚よりも数字で見せてから感じてもらう方がわかりやすいので使うようになりました。
普段の料理にはあまり使いませんが、温度を決めて誰でも安定して出来る様に落とし込むのが大切なお店では必要。
(一部Amazonアソシエイト・プログラムを使用しています。)
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Restaurant narro
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