季節の美味しいフルーツで、コンフィチュールconfitureの作りを紹介します。レストランで作るときと同じやり方だけど、簡単なやり方、一工夫でさらに美味しくなる方法やコツも教えます!
たくさんフルーツをもらって食べきれないとき、熟して来てやわらかくなってしまったときにコンフィチュールにして保存しておくと便利です。ジャムにしたい場合は作るときにさらに煮詰めると、冷えたら流れないゼリー状になります。
パンにつけて食べるのはもちろん、ヨーグルトに入れたり、ホットケーキ、フォアグラのテリーヌに合わせたり、シャンパンやスパークリングワインを使ったカクテルに使うことも出来るし、いろんな場面で使えます。
Contents
◾️コンフィチュールの作り方
・用意するもの 蓋付きの保存瓶(煮沸消毒しておく)かタッパー
フルーツごとに構造が違うので、それぞれを最高に美味しくするためにはフルーツごとに違う作り方をする必要があります。
なので種類別に、作り方を解説していきます。
●イチゴ、ブルーベリー、フランボワーズなど赤いフルーツ(fruits rouge)
500g フルーツ
100~150g 砂糖
適量 レモン汁
①イチゴは水洗いしてヘタをとって水気をよくきる。
色んな種類のフルーツを混ぜても、単体でもOKです。イチゴのつぶを大きく残したい場合はそのままで。混ぜるときイチゴは、他のフルーツに合う大きさに切った方が良いです。
②フルーツに砂糖をかけ混ぜて全体にまわします。2時間程置き、水分が出て来るまで待ちます。
③鍋に入れ中火くらいで火にかけます。沸いたら灰汁をとって、味を見てレモン汁を加えます。
フルーツの状態によって甘味や酸味が違うので、ここで砂糖とレモン汁で味の調節をします。イチゴのリキュールなどを入れるとさらに香り高くリッチなコンフィチュールになります。
④フルーツがやわらかくなって、水分がだいたい半々分くらいになってトロッとしてくるまで煮詰める。
●オレンジ、レモンなど柑橘類
二種類のやり方を紹介します。
2個 オレンジ(レモンなら3個位)
オレンジの重量の半分の砂糖
適量 レモン汁
◆包丁で細かくする方法 作る量が少ないときにおすすめ。
①皮をよく洗い、薄く剥けるピーラーで 皮を剥く。白いところが入ると苦くなるのでなるべく入らないようにする。
②横半分に切って実をスプーンで取り出して汁を絞る。皮は千切りにして、1~2回苦味がなくなるまで茹でこぼしてザルにあける。やり過ぎると香りがなくなる。
③果肉、皮、果汁の総量をはかり、半分の砂糖を合わせる。1時間~位置き水分を出す。
④鍋に入れ火にかけ沸いたら、灰汁をとってレモン汁を加え、果肉に透明感がでて、トロッとするまで煮詰める。
◆ミキサーで好みのつぶつぶ具合にする方法
作る量が多いときにおすすめ。
①皮をよく洗い、薄く剥けるピーラーで 皮を剥く。白いところが入ると苦くなるのでなるべく入らないようにする。皮を1~2回苦味がなくなるまで茹でこぼしてザルにあける。やり過ぎると香りがなくなる。
②白いところを包丁で剥き1センチくらいの輪切りにする。
③皮と輪切りにした果肉、その半分量の砂糖を合わせる。1時間~位置き水分を出す。
④鍋に入れ火にかけ、沸いたら灰汁をとってレモン汁を加え、果肉に透明感がでて、トロッとするまで煮詰める。ミキサーで好みの大きさまでまわす。
例外として、シトロンマントンなどの皮と果肉の間の白い部分が、苦味が少なく美味しい物を使う場合は、はずさなくても良い。
動画で作り方の紹介もしてます。
●ミラベル、レンヌクロード、アンズなど
500g ミラベル、レンヌクロード、アンズなど(種抜き後)
150g はちみつ
150~200g 砂糖
20g レモン汁
①フルーツを洗い包丁で半分に切って種をとります。
②全部の材料をまぜる。2時間位置き、水分を出す。ハチミツがなければ砂糖でも良い。
③鍋に入れ火にかけて沸いたら灰汁をとって、透明感が出てやわらかくなったら冷ます。
●りんご、洋梨など
500g りんご、洋梨など
(皮を剥いて5ミリかく位の大きさにきったもの)
250g 砂糖(フルーツを切ったものの半分量)
20g~30g レモン汁
①材料を全部合わせて混ぜる。1時間位置き水分を出す。
②鍋にいれ、火をつけ沸いたら灰汁をとってとる。透明感が出て、やわらかくなったら冷ます。もし液体が多かったらフルーツを先に取り出して液体だけ煮詰めてトロッとなったら合わせる。皮を一緒に煮るとピンクになりきれいです。