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◾️パリで大流行の【自然派ワイン】って何?他のワインと何が違うの!?
まず、自然派ワインと他のワインって何が違うの?
「有機ワイン」や「オーガニックワイン」って?
など、流行ってるのはなんとなくわかるけどどんなワインか知りたい人は、こちらの記事をご覧下さい。
パリで大流行の【自然派ワイン】って何?他のワインと何が違うの!?
◾️ソムリエがおすすめする、日本でも手に入る美味しい自然派ワイン
今回はお友達のソムリエ、麻衣さんにおすすめの自然派ワインを紹介してもらいました!
徳島県出身の麻衣さんはとても感性豊か。女性らしい表現でおすすめしてくれました。ご本人も飲んでみて感動したワインばかりなので、是非試してみましょう!
①Atmosphères
アトモスフェール・ジョ・ランドロン
楽しい、かわいらしいエチケットについ手を出してしまい、見た目だけじゃないその魅力にみせられてしまった1本です。
(いろいろとあるこのご時世、このエチケットのようにワインの山に身を投じたいひともきっと多いかと思います。そういうわたしも、その1人です。笑)
造り手のランドロンは無農薬、有機栽培で自然との調和に大変なこだわりをもっています。
ぶどうはすべて手摘みで収穫し、収量をおさえテロワールをいかしたワイン造りに努めています。
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵にて造り、5年間の瓶内熟成を経た、キメの細かい泡立ちの本格的なスパークリングワインです。
しっかりと辛口ながらも、果実みや上品な甘味、程よい酸味の加わった旨味を感じられます。
暑い夏を元気のりきるために、ランドロンの情熱がしっかりつまりながら爽やかで、味わい 深いこの1本をぜひ手に入れてください!!!
🇫🇷 :ロワール
🍷 :スパークリング 白
🍇 :フォルブランシュ、ピノノワール、シャルドネ
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②Muller Thurgau 2018 Weingut Weigand
ミュラー・トゥルガウ 2018 ヴァイングート・ヴァイガント
すきな香りは?
ときかれると、5本の指内に金木犀の香りをあげるのですが、このワイン、ふわっとかすかな金木犀のニュアンスがあるんです。
このワインに出逢ったのは、ある大阪のビストロです。はじめに口をつけたとき、優しく柔らかく香った金木犀のニュアンス、ミネラル感をしっかりともちながら、お料理の邪魔を一 切せず、むしろ高めてくれるこのワインの味わいに感動しました。
ワインは誰と、どうゆう状況で飲むか、も大切ですが、お料理と一緒にいただくなら、やはり自己主張の激しすぎない、おしとやかながらも、かつ独自の味わいをもってるこんなワインと楽しみたいなあ、と改めて思いました。
BIO認証を取得している彼の畑ですが、もちろんぶどうに対する情熱もひとしおです。
畑や蔵に生きる自然の微生物での自然発酵はもちろん、すべてのキュヴェが無濾過、無清澄、亜硫酸塩(SO2 酸化防止剤)をなどの一切の添加物の使用はされていないようです。
彼の素直で明るい人柄が体現されたといわれているこのワイン、ぜひあなたも出逢ってみてください!
🇩🇪 :フランケン
🍷 :スティル 白
🍇 :ミュラー=トゥルガウ
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ミュラートゥルガウ 2018 ヴァイングート・ヴァイガント ドイツ 白ワイン
③Gerard Schueller et Fils
ジェラール・シュレール・エ・フィス / アルザス フースロック リースリング
わたしが出会った中で一番にインパクトをあたえてくれた、自然派ワインです。
ひと口、飲むごとにいろいろな味わいを見せてくれ、もうひと口、もうひと口、と欲が止ま らなくなります。抜栓して時間がたつと、さらにちがう表情をみせてくれ、このワインのもつポテンシャルの高さにびっくりします。
ジェラール・シュレールが管理する畑では、何十年ものあいだ除草剤や化学肥料などを一切つかっていない健全な土で、収量をできるだけ低く抑え、濃縮度の高いブドウが育てられています。
また、シュールリーといって発酵がおわったあと澱(おり)を引かずに、タンク内に数ヶ月間置いたのち、上澄みだけを瓶詰めする製法で造っています。そのおかげで、底に溜まって澱 となった酵母からアミノ酸が溶け出すため、コクや深みのあるワインに仕上がります。
柔らかく、やさしい芳醇な果実に、綺麗な柑橘の爽やかな香り。 ぜひジェラール・シュレールのワインの魅惑に一緒に迷いこんでみませんか?
🇫🇷 :アルザス
🍷 :スティル 白
🍇 :リースリング
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Gerard Schueller et Fils
ジェラール・シュレール・エ・フィス / アルザス フースロック リースリング
◾️【番外編】ソムリエ、麻衣さんがおすすめする他のお酒
①塩尻マスカット・ベーリーA ミズナラ樽熟成
ワインの好みはひとそれぞれです。
実はわたしも、赤ワインはあまり得意じゃなく、泡や白ばかりを好んでのんでました。赤ワインのもつ渋みやぶどうの凝縮感などが、どうも苦手で赤ワインを購入することはほぼほぼないぐらいでした。
でも、サントリーさんのワイナリーツアーに参加して、このワインを試飲させていただいたとき、気づけば、このワインを購入していました。
ワイナリーツアーで印象にのこってる言葉があります。
「ぶどうの栽培や収穫は人に合わせるのではなく、すべてぶどうに合わせて人が動いています」
と、ゆうワイナリー長の言葉でした。一見あたりまえのことかと、思うかもしれません。ですが、日照りの中、よもや大雨の中、ぶどうに情熱をささげて動く生産者の熱い気持ちを感 じた瞬間でした。
マスカット・ベーリーAという品種は聞いた事がある方、多いかと思います。日本の気候に合わせて、作り出された、日本固有の黒ぶどうの品種です。タンニン量が少なく、軽やかな味わいなために、繊細な和食にも相性が良いとされています。
多くのワインはフレンチオークやアメリカンオークの樽で熟成されます。しかしサントリー さんは樽にも日本の風土で育ったものを使用したいとこだわられ、一般的にはウイスキーを熟成するのに使うミズナラ樽に着目されました。
ミズナラ樽がもつびゃくだんを思わせるようなオリエンタルな香り、ココナッツの甘い香りがやさしい甘い香りをもつマスカット・ベーリーAと一体となって、バランスのいいワインに仕上がっています。
ぜひふくよかで柔らかい日本の赤ワインの深い味わいを楽しんでいただきたいです。
*こちらのワインは自然派ではありません。
🇯🇵 :長野県塩尻
🍷 :スティル 赤 ミディアム
🍇 :マスカットベーリーA
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②サントリー ジャパニーズクラフトジン
“ROKU”
「クラフトジン」・・・作り手さんの技術、こだわり、思いがつまった個性的なオリジナルジン。 みなさんはジンにどのようなイメージがあるでしょうか?
わたしはこの”ROKU”をのむまでジンといえば、ジントニック!カクテルの材料!としか考 えていませんでした。ですが、”ROKU”をのんで、がらりとイメージが変わりました。
インパクトの強いスパイシーなジュニパーベリーの香りに、ここまで、バランスよく他の香りを合わすことができるのか!!と、驚きもしました。
ジン自体の味わいを、香りを、日本を、たのしむ。 もちろんクラフトジンは日本以外の国外でもつくられています。ですが、日本独特の山椒や
ゆず、お茶などのボタニカルをとりいれたジンは”ROKU”ならではの、味わいです。
桜の花、桜の葉、煎茶、玉露、山椒、ゆず、6(ROKU)種類のボタニカルを使用し、また各ボタニカルの旬の時期に収穫、適した製法で蒸留するとゆう、サントリーさんのこだわりを強く感じます。
ふわっと香る桜のやさしさや、きりっとしたお茶の凛とした風味、後味にほのかな山椒のス パイシーさが抜群のバランスでブレンドされています。
アルコール度数が少し高く47°ありますので、お好みでソーダ割りでたのしんでいただくことがおすすめです。
ラベルも和紙に墨文字の「六」で、加えて六角形の瓶、部屋にあるだけでもとても雰囲気の あるボトルです。
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◾️今回おすすめの自然派ワインなどをご紹介くださったソムリエ麻衣さんについて
麻衣【ソムリエ】
・年齢26
・徳島出身
京都の製菓専門に2年通学後、大阪で就職。
(社会の厳しさと楽しさを学ぶとともに、接客業の魅力にはまる)
現在は淡路島のホテルで働きながら次なる目標へ準備中!

