乾麺のパスタも美味しいけど、家で生地から作るパスタもまた違った美味しさがあるし、楽しいのでたまには生地から作ってみましょう。

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◾生パスタとは
生パスタとは小麦粉に水や卵、油などを加えて練ったものを様々な形に成形した出来立ての物です。日本のスーパーで一般的に売られているパスタは乾燥のもので一般的には「デュラムセモリナ粉」が使われています。
イタリアで販売されている乾燥パスタは100%デュラムセモリナ粉でなければいけないという厳格な規定があり、国民食として大切にされています。
生パスタはデュラムセモリナ粉で作らなければいけない決まりはなく、パンなどに使う香りの良い強力粉を使ったり、好みの食感にするために数種類の粉を混ぜたりします。
乾燥させて香りが飛んでしまう乾麺よりも、小麦の香りがしっかり感じられ美味しいですし、表面がざらついていることでソースがからみやすく、もちもちとした食感が特徴です。

◾生パスタの生地【作り方】
生パスタの生地
3~4人前
250g 薄力粉
250g 強力粉
225g 全卵(約4個分)
35g オリーブオイル
5g 塩
①粉を合わせてふるう。大きめのボールに入れる。真ん中をくぼませる。
②卵、オリーブオイル、塩を合わせる。
③合わせた②を粉のくぼみに2/3位入れ、水分が全体に行き渡るように混ぜる。残りを水分が足りなそうなところを狙って入れ、ひとまとめにまとめる。
*水分量は粉が含んでいる水分や湿度などにより微妙に変わるので、まとまらない場合は表面がべとつかない程度に少し水か卵を足しましょう。
練るというよりもまとめるように。丸くまとめたらラップで包み、30分から1時間位ねかせます。

④少し粉(分量外)を引いて麺棒でパスタマシーンに入る程度にのばします。
パスタマシーンに入れ、メモリを変えながら徐々に薄くしていきます。
ラビオリ、ワンタンなどは0,3mm位までのばした生地を使います。
レシピは下にあります↓
目的の厚さまでのばしたら、カットしていきます。
*木のテーブルに固定する場合は、滑り止めのゴムシートなどをひいたら良いです。

◾パスタマシーン紹介
安いものなら2000円ぐらいからありますが、おもちゃみたいですぐに壊れるしあまりおすすめはしません。
・家庭で使う方におすすめなパスタマシーン
パスタメーカーマシン、ステンレスマニュアル滑り止めプロパスタメーカー
・レストランやプロ向けパスタマシーンはこちら
・デザインで選ぶならこちらのパスタマシーン
・毎日使う方にはこちらのパスタマシーン
Marcato パスタマシーン アトラス ロッソ MAR20404
その他電動のパスタマシーンもあります。
◾いろんな使い方
パスタマシーンはパスタだけでなく、他にもいろんなものを作れます。
- うどんの麺
- 中華麺
- 餃子の皮
- 焼売
- ラザニア
- ワンタン
- ラビオリ など。

◾海老のラビオリ、ワンタンの具【簡単で美味しいレシピ】
海老を使ったラビオリやワンタンなどの具になる、美味しくて簡単なレシピも合わせて紹介します。トマトソースやクリームソース、中華スープなどにも相性抜群です!
*ラビオリは生パスタの生地で出来ますが、ワンタンは生地の作り方が違います。
3~4人分
200g 剥きエビ
30g 豚の背脂(なければベーコンや豚バラ肉の脂身)
15g エシャロットのみじん切り(玉ねぎでも可)
45g マッシュルーム
15g 卵白
2g 塩
適量 胡椒
適量 タラゴンもしくはあさつき
①海老は背わたをとって塩水で洗って水気を切り、みじん切りにして包丁で少し粘りを出すようにたたきます。
*たくさん作る場合はフードプロセッサーでもできます。
②マッシュルームはスライスしてラビオリならバターで、ワンタンならごま油で炒めて、冷ます。冷めたらみじんぎり。
③豚の背脂(ベーコン、豚バラなら粗めのみじん切り)、①、②と卵白を合わせて塩胡椒をする。
④ラビオリならタラゴン、ワンタンならあさつきの小口切りを入れ良く混ぜる。
*海老がもともと持っている塩分で味が変わるので少し茹でてみて味をみて整える。
⑤ラビオリはのばした生地に具を置き、上から生地を被せて空気を抜くように押さえて生地をくっつけます。重なった2枚の生地が1枚分の厚さくらいになるまでしっかり押します。
押せたら抜き型で抜いたり生地用のカッターで切ったりします。
ワンタンは具をはさんで折りますが接着部分に水をつけます。
⑥パスタを茹でるよりも少し薄めの塩加減で茹でます。沸いてるところにいれ、大きさにもよりますが浮いてから1分位で火が入ります。
あとはお好みのソースやスープと一緒にどうぞ。